パソコンで無線LAN通信を行うためには、無線LANアダプタが必要です。
無線LANアダプタの確認方法、購入する時の選び方について、簡単に説明します。
最近のノートパソコンには、標準で無線LANアダプタを備えている製品が多くなりました。
既に無線LANアダプタが備わっている場合、基本的に無線LANアダプタを購入する必要はありません。
まず、パソコンに無線LANアダプタが備わっているか確認してみましょう。
パソコンのカタログや取扱説明書などで、無線LANアダプタの有無を確認できます。
仕様の一覧にある通信機能の項目を確認してみましょう。
「IEEE802.11g/b」、または、「無線LAN」などの表記があれば、無線LANアダプタを備えていると考えてよいでしょう。
通信機能 | 無線LAN(IEEE802.11g/b) |
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パソコンに無線LANアダプタが備わっているかは、カタログや取扱説明書で確認する方が確実ですが、Windows上でも確認することができます。
Windows XPでは、以下の手順で確認できます。
1.「スタート」−「コントロールパネル」の順にクリックします。
2.「ネットワークとインターネット接続」をクリックします。
3.「ネットワーク接続」をクリックします。
4.「ワイヤレスネットワーク接続」が表示されていれば、無線LANアダプタが備わっていると考えてよいでしょう。
ワイヤレスネットワーク接続が表示されていない場合は、無線LANアダプタが備わっていない可能性が高いです。
既に無線LANアダプタが備わっているパソコンの場合、サポートしている規格に不満があるなど、特別な事情がなければ、アダプタを購入する必要はありません。
備わっている無線LANアダプタを使って通信することができます。
使用しているパソコンに無線LANアダプタが備わっていなくても、市販の無線LANアダプタを購入して、簡単に追加することができます。
無線LANアダプタには、いくつかの種類があるので、自分のパソコンに合った無線LANアダプタを選択しましょう。
ノートパソコンへ手軽に無線LANアダプタを追加するには、PCカードタイプ(無線LANカード)のアダプタがおすすめです。
PCカードスロットは、多くのノートパソコンに標準で備わっています。
スロットに差し込むだけなので、取り付けは簡単です。
デスクトップパソコンなど、PCカードスロットが無いパソコンの場合は、USB接続タイプの無線LANアダプタがおすすめです。
USBポートは、ほぼ全てのパソコンに標準で備わっています。
ポートに差し込むだけなので、取り付けは簡単です。
ネットワーク家電製品など、PCカードやUSB接続タイプの無線LANアダプタを取り付けることができない製品には、イーサネットコンバータがおすすめです。
ネットワーク家電製品などが標準で備えているLANポート(端子)に接続して使用します。
LANポートとイーサネットコンバータをLANケーブルで接続するだけなので、取り付けは簡単です。
以上で説明は終わりです。
代表的な無線LANアダプタを採り上げましたが、この他にも数種類の無線LANアダプタがあります。
アダプタメーカーのサイトなども参考にして、自分のパソコンに合った無線LANアダプタを選択しましょう。