無線LANイーサネットコンバータは、有線LAN(イーサネット)接続を無線LAN接続へ変換する装置です。
デジタル家電製品などを無線LAN接続する時に便利です。
複数台の機器を、まとめて無線LAN接続できる製品もあります。

無線LANイーサネットコンバータの使い方について簡単に説明します。
無線LANイーサネットコンバータは、有線LAN(イーサネット)接続に対応している機器を無線LANで接続したい場合に使用します。
デジタル家電製品などのLANポートに接続することで、簡単に通信を無線化できます。
※ブロードバンドルータなど無線LANアクセスポイントとなる機器は別途必要です。

また、マルチクライアント対応の無線LANイーサネットコンバータを使用すれば、複数の機器をまとめて無線化することもできます。

デジタル家電など、PCカードやUSBの無線LANアダプタが追加できない製品を、簡単に無線化できるのが特徴です。
もちろんパソコンの無線化に使用することもできます。
有線LANポートを備えている様々な製品を、手軽に無線化することができます。
無線LANイーサネットコンバータを購入する際の確認ポイントについて簡単にまとめてみます。
無線LANイーサネットコンバータがサポートしている無線LANの規格(11nや11gなど)を確認しておきましょう。
また、ブロードバンドルータなど、無線LANで接続する予定のアクセスポイントがサポートしている規格も確認しておきましょう。
双方がサポートしている規格でのみ、無線LAN通信が可能となります。
一方だけがサポートしている規格での通信はできないので注意しましょう。
1台の無線LANイーサネットコンバータで、複数の機器をまとめて無線化したい場合は、マルチクライアントに対応している製品がよいでしょう。
マルチクライアント対応製品を購入する場合は、何台までの接続に対応できるかも合わせて確認しておくとよいでしょう。
マルチクライアントの対応可能台数は、外部のHUBなどを使用する場合も含めた最大値となっている場合があります。
物理的に直接接続できる台数のことではないので注意しましょう。
複数の機器をまとめて無線化する場合は、無線LANイーサネットコンバータに備わっているLAN接続ポートの数も確認しておきましょう。
マルチクライアントでの対応可能台数と混同しないように注意しましょう。
物理的に無線LANイーサネットコンバータへ直接接続できる台数は、LAN接続ポートの数分になります。
デジタル家電を無線化する場合は、無線LANの接続・設定方法について予め確認しておきましょう。
ワンタッチで接続設定ができる製品もありますが、使用環境によってはパソコンでの設定が必要になる場合もあります。
特に、接続先のアクセスポイントと無線LANイーサネットコンバータが異なるメーカーの場合は、ワンタッチ設定ができない場合があるので注意しましょう。
ワンタッチ設定ができない場合の設定方法を確認しておくと導入がスムーズになると思います。
以上で無線LANイーサネットコンバータの説明は終わりです。
有線LANポートしかないデジタル家電の無線化に役立つ製品です。
簡単に導入できるように配慮された製品が多く、手軽に使用することができると思います。