Windows 7で共有フォルダを設定する方法

Windows 7では、これまでのWindowsと同じように、他のパソコンからもアクセス可能な「共有フォルダ」を作成することができます。
共有フォルダを作成することで、家庭内LANに接続されている他のパソコンから、フォルダ内のデータ(ファイル)を利用できます。
ここでは、家庭内LANでの使用を前提として、ネットワーク内のパソコンが自由にアクセスできる共有フォルダの作成方法について簡単に説明します。
※Windows me以前のOSではWindows 7の共有フォルダへアクセスできない場合があります。

共有の詳細設定でパスワード保護の共有を無効にする

Windows 7では、共有するフォルダの設定を行う前に、共有の詳細設定をでパスワード保護の共有を無効にしておくと、アクセスができないなどのトラブルを防ぎやすくなります。
手順は以下のようになります。

はじめに、コントロールパネルを表示させます。
「スタートボタン」−「コントロールパネル」の順にクリックします。

「スタートボタン」−「コントロールパネル」の順にクリック

コントロールパネルが表示されたら、「ネットワークとインターネット」の項目にある、「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックします。

「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック

ネットワークと共有センターの画面が表示されるので、左側にある、「共有の詳細設定の変更」をクリックします。

「共有の詳細設定の変更」をクリック

共有の詳細設定の画面が表示されます。
下の方にある、「パスワード保護共有」項目で、「パスワード保護の共有を無効にする」を選択し、「変更の保存」をクリックします。

「パスワード保護の共有を無効にする」を選択し、「変更の保存」をクリック

以上でパスワード保護の共有を無効にする設定は終わりです。
続いて、共有するフォルダの設定を行います。

共有するフォルダの設定

Windows 7でデータ(ファイル)を共有する方法はいくつかありますが、ここでは、任意のフォルダをネットワーク内の全てのパソコンが自由に利用できるように設定を行ってみたいと思います。

共有設定を行うフォルダは、可能であれば新規に作成し、共有専用のフォルダにしたほうがよいでしょう。
また、共有フォルダを作成する場所は、ユーザーごとに用意されるドキュメントフォルダやデスクトップなどではなく、C:(ドライブ)直下などユーザーごとのデータとは無関係な場所に作成したほうがよいでしょう。

共有するフォルダの準備ができたら、共有の設定を行います。
フォルダへの共有設定は、以下のようして行います。

共有設定を行うフォルダを右クリックし、「共有」-「特定のユーザー」をクリックします。

共有設定を行うフォルダを右クリックし、「共有」-「特定のユーザー」をクリック

ファイル共有の画面が表示されます。
この画面で、この共有フォルダへアクセス可能なユーザーを追加することができます。
ネットワーク内の全てのパソコンからアクセスできるようにする場合は、入力欄右側の下向き矢印をクリックし、表示されるリストの中にある「Everyone」をクリックします。

入力欄右側の下向き矢印をクリックし、表示されるリストの中にある「Everyone」をクリック

アクセスを許可するユーザー(ここではEveryone)が入力欄に表示されたら、「追加」をクリックします。

「追加」をクリック

次に、追加したユーザーのアクセス許可のレベルを設定します。
この例では、読み書きとも自由に行えるように、「読み取り/書き込み」に設定します。
追加したユーザー(ここではEveryone)をクリックし、表示されたレベルの中から「読み取り/書き込み」をクリックします。

追加したユーザー(ここではEveryone)をクリックし、表示されたレベルの中から「読み取り/書き込み」をクリック

ユーザー名とアクセス許可のレベルが正しく設定されていることを確認し、「共有」をクリックします。

ユーザー名とアクセス許可のレベルが正しく設定されていることを確認し、「共有」をクリック

確認画面が表示されるので、内容を確認し、「終了」をクリックします。

内容を確認し、「終了」をクリック

以上で共有の設定は終了です。
共有されたフォルダの見た目に変化はありませんが、ネットワーク内の他のパソコンからアクセスができるようになります。

以上でWindows 7で共有フォルダを設定する方法の説明は終わりです。
順を追って設定していけば簡単です。
データの共有は、家庭内LANを構築した時の大きなメリットなので、ぜひ便利さを実感してほしいと思います。

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