Windows XPでコンピュータ名とワークグループを設定する方法
コンピュータ名やワークグループは、Windowsネットワークで個々のパソコンやネットワークグループを識別するために使用されます。
家庭内LANでは、それぞれのパソコンへ異なるコンピュータ名を設定し、全てのパソコンを同じワークグループに所属させる方法が一般的です。
Windows XPでの設定方法について簡単に説明します。
Windows XPでコンピュータ名とワークグループを設定する
Windows XPでコンピュータ名とワークグループを設定するには、以下の手順で操作を行います。
はじめに、コントロールパネルを表示させます。
「スタート」−「コントロールパネル」の順にクリックします。
コントロールパネルが表示されたら、「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックします。
パフォーマンスとメンテナンスの画面が表示されるので、その中にある「システム」をクリックします。
システムのプロパティが表示されるので、「コンピュータ名」タブをクリックします。
現在のコンピュータ名とワークグループが表示されます。
変更を行う場合は、「変更」ボタンをクリックします。
（現在の設定をそのまま使用する場合はキャンセルをクリックします。）
「変更」ボタンをクリックすると、コンピュータ名の変更画面が表示されます。
コンピュータ名・ワークグループを入力し、「OK」をクリックします。
ワークグループを変更した場合は、ワークグループへようこそという画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
（表示されない場合は次項へ進んでください。）
変更を有効にするには、コンピュータを再起動してくださいという画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
コンピュータ名の画面へ戻るので、「OK」をクリックします。
再起動の選択画面が表示されるので、すぐに変更を有効にしたい場合は、「はい」をクリックします。
以上でコンピュータ名とワークグループの設定は終わりです。
再起動後は設定したコンピュータ名とワークグループが有効になります。
ワークグループについて
家庭内LANでは、一般的に全てのパソコンが1つのワークグループに属するよう設定します。
では、それぞれのパソコンへ異なるワークグループを設定した場合どうなるのでしょうか？
簡単に説明します。
2台のパソコンに同じワークグループを設定した場合には、以下のようにして他のパソコンへアクセスできます。
はじめに、「マイネットワーク」をクリックします。
マイネットワークの画面が表示されるので、「ワークグループのコンピュータを表示する」をクリックします。
同じワークグループのコンピュータが全て表示されます。
ここで、上図の「PC2」が所属するワークグループを、「MSHOME」から「WORKGROUP」に変更してみます。
変更後に「PC1」で上記と同じ操作を行うと、ワークグループが変更された「PC2」は表示されなくなります。
異なるワークグループとなった「PC2」ですが、以下のようにしてアクセスできます。
「Microsoft Windows Network」をクリックします。
ネットワーク上のワークグループが全て表示されます。
アクセスしたいコンピュータが所属するワークグループをダブルクリックします。
（この例では、「PC2」が所属する「Workgroup」をダブルクリック。）
選択したワークグループ内のコンピュータが表示されます。
表示されたコンピュータの共有フォルダへもアクセスできます。
ワークグループが異なる場合でも、このようにしてアクセスすることができます。
ワークグループによって、ネットワーク上のパソコンをグループ分けすることはできますが、ネットワーク自体を分断することはできません。
他のワークグループからもアクセスできることを覚えておくとよいでしょう。
